
通関士試験 合格体験記
第59回通関士試験に合格された皆様、心よりお祝い申し上げます。
本年度、当連合会の「通関士試験突破研修」受講者からは23名の合格者が誕生しました。
通関士試験合格に臨むにあたり、心構えの確立、周囲の協力、勉強時間の確保、効率的な学習方法、そしてモチベーションの維持など、合格者一人ひとりに多くの努力と工夫があったことと思います。
ここでは、そんな合格者から寄せられた貴重な合格体験記を紹介いたします。
これから「通関士試験」合格を目指す方にとって、ぜひ参考にしていただきたい内容です。
京浜内外フォワーディング株式会社 坂井 美月 様
私が通関士試験を受験したきっかけは、会社から当研修の案内をいただいたことです。これまで2年半ほど貿易関係の業務に従事しており、いつか通関士の資格を取りたいとは考えていたものの、独学では勉強できる気がせず行動に移せていませんでした。当研修のスクーリングや3回の模試等充実した内容を見て、これなら自分も勉強できそうだと感じ、研修の受講と受験を決めました。
今回が初めての受験だったため、教材が届く4月中旬から試験当日まで、初学者が合格するために必要な勉強時間とされる450時間以上勉強することをまずは目標にし、平日は30分~1時間、休日は7~10時間ほど取り組みました。
4月から5月までは、浅くてもいいのですべての範囲に一度着手しました。6月に1回目の模試があるので、その時に全く見たことが無い問題を無くそうと思ったからです。テキストを読み、問題を解き、間違えたところはもう一度テキストを読んで先に進むことを繰り返しました。一番苦戦した関税法については非常に難解な部分もあり、何度読んでも理解できない箇所もありましたが、講義動画でわかりやすく説明していただけたので、動画の説明をテキストに追記して自分にとって見やすいテキストを作っていきました。
しかし1回目の模試では全く点が取れず、7月からはひたすら問題集を繰り返し解くようにしました。配布された問題集には過去数年分の問題が分野ごとにまとめられており、解答も根拠条文までしっかり載っていて非常に充実した内容だったので、繰り返し解くことで知識を定着させることができました。しかし一方で、問題集を解きすぎて問題文と解答をセットで覚えてしまったばかりに、別の言い回しで出題された途端にわからなくなってしまうこともありました。問題集に偏りすぎず、テキストで基本を振り返る時間もしっかりとることが大事だと思います。また、すべての講義動画が公開されてからは通勤中、常に聞き流すようにしました。そして迎えた3回目の模試では合格基準に届き、自信がついた状態で試験に挑むことができました。
本番では予想外の問題もあり焦りましたが、わかる問題から先に解いていくことで自分のペースを取り戻し、合格することができました。
最後になりましたが、講師の皆様に心から感謝申し上げるとともに、来年通関士試験を目指す皆様の合格を心より祈念いたします。
半田港運株式会社 白川 みく 様
入社当初は通関部門に所属していましたが、その後異動し、以降は長く保税蔵置場を含む倉庫管理を担当してきました。国家資格である通関士試験は「合格率10%台の難関」という印象が強く、自分とは無縁だと思い込んでいました。
そんな考えが変わるきっかけになったのは、2024年11月にその年の受検を終えた職場のメンバー(営業担当の先輩、通関部門の後輩)と話したことでした。自身の業務も忙しいなかで挑戦した先輩の姿に驚き、ひたむきに努力を続ける後輩にも影響を受けて、自分もやらなきゃ、と気持ちが動きました。
翌年1月に市販テキストを読み始めてみたものの、練習問題はまったく歯が立たず、「やっぱり甘くない」と実感。それでも進むしかないと、夕食後や就寝前に少しずつ勉強を続けました。4月からは会社の勧めで連合会の突破研修を受講し、スクーリング動画や質問コーナーを頼りに、平日は朝の30〜40分、休日は5~6時間を勉強時間として定着させていきました。
6〜8月の模試では、結果が振るわず落ち込むこともありましたが、8月から「弱点ノート」を作成。手書きで条文を整理していくうちに理解が深まり、好きな色やキャラクターの文具でモチベーションの維持にもつながりました。また、過去問は直近5年分を繰り返し演習。問題文を正確に読み取り、判断することを意識しました。
さらに、勉強を続けるなかで工夫して効果があったことは、3つあります。
①スクーリングでの「通関士試験は法律問題。政令・通達まで確認することが近道」という言葉。つまずいたときは実際に通達まで遡って調べると、視界が開けるような感覚がありました。
②眠気対策として食事内容を見直したところ、わかりやすく集中力が安定したこと。
③「脳は、なりたい姿を具体的にイメージすると、自然と行動がそちらへ向かっていく」という法則を聞き、「試験に合格する自分」を意識的に思い浮かべ続けたこと。心がぶれにくくなりました。
終盤は単調さに辛くなることもありましたが、こうした工夫で最後まで続けることができました。
本番では、緊張から焦ってしまった問題もあり、「もう少し落ち着いていれば…」と思う悔しい箇所もあります。それでも、これまで習慣を続けることが苦手だった私が、明確な目標と期限のもと、学ぶ楽しさを感じながら積み重ねてこられたことは、大きな自信になりました。
突破研修の教材や動画、丁寧に解説してくださった質問コーナーには、本当に助けられました。また、会社の後押し・家族や身近な人の応援など、たくさんの“支え”があったからこそ合格できたと感じています。支えてくださった皆さまに、心から感謝いたします。
これから受験される皆さまも、なりたい自分を思い描き、納得のいく結果をつかめますように。応援しています。
伊勢湾海運株式会社 柳原 菜央 様
私はこの度、通関業連合会の通信講座を利用して通関士試験に合格することができました。
私は営業課に所属しているのですが、お客様から通関に関しての質問を受けることが多々ありました。その度に、通関部門の先輩に質問をしていたのですが、通関士の勉強をすることで、少しでも自分で解決できることが増えるのでは無いかと思い、受験を決めました。
大学卒業後は勉強習慣が全く無かったため、まずは勉強を生活に組み込むことが最初の課題でした。通勤時間は眠くて勉強できず、平日も仕事で疲れて寝落ちしてしまうことが多かったため、休日にまとまった時間を確保して学習する方法に切り替えました。
学習の初期は通関業連合会の動画を見ながらテキストを一通り読み、試験の形式を把握するためすぐに過去問を解きました。通関業法は出題傾向が比較的安定しているため、早めに一周した後は8月頃まで重点的な勉強は行いませんでした。その分、関税法と通関実務に多くの時間を割きましたが、本番では関税法の第1問から全く分からない問題が出てしまい、しばらく固まってしまいました。それでも最終的にボーダーを超えており、本当に安堵しました。
通関業連合会のテキストは単元の最後のページに内容がまとめられた表があったので、頭の中で散らばっていた情報が一気に整理され、とても役に立ちました。また、計算問題集は何度も解き直すことで、だいぶ計算力がつきましたし、3回分の模試では本番のシミュレーションをすることができました。
受験期間は決して楽ではありませんでしたが、友人と遊ぶ時間や趣味の時間も適度に取り入れながら、無理せず継続できたことが合格に繋がったと感じています。投げ出したくなることも多々ありましたが、最後まで諦めなくて本当に良かったです。
最後に、通関業連合会の皆様、勉強期間中に支えてくださった家族をはじめ、多くの方々に心より感謝申し上げます。これからは、通関士試験の勉強を通して学んだことを活かして、日々業務に取り組んでいきたいと思います。
株式会社丸山運送 大槻 祐太 様
伏木海陸運送株式会社 永井 悠介 様
株式会社上組 藤野 翔彩 様
東海運株式会社 掛橋 康裕 様
敦賀海陸運輸株式会社 長友 楓也 様
株式会社サンオーシャン 野村 茉莉 様
エムオーエアロジスティックス株式会社 小泉 陽和 様

丸全昭和運輸(株) 中山 大輔 様
北海運輸株式会社 井上 裕輔 様

株式会社近鉄トレーディングサービス 須江 祐人 様
私は貿易実務業務に携わっており、通関業務に直接は携わってはいませんが、自分自身の知識の幅を広げるために、通関士試験の受験を決めました。
今回が初めての受験でしたが、通関連合会のテキストや講義動画、模擬試験のおかげで計画的に勉強することができ、合格することができ本当に良かったです。
関税法、通関業法、通関実務の3科目のうち、一番難易度が高いのは通関実務であるということは噂に聞いていたので、通関実務の勉強をなるべく早く始めることができるように、関税法や通関業法の勉強を4月と5月の2ヶ月間で詰め込みました。完全に定着させることはできませんでしたが、通関実務は「習うより慣れろ」で数をこなした方がいいため、6月と7月でどんどんテキストの問題に取り組みました。ある程度の基礎知識さえあれば解ける問題も多く、演習を重ねるうちに次第に正答率も上がってきました。通関連合会から送られるテキストや模擬試験で演習を重ねることができたことが、合格できた大きな要因だったと思います。
関税法や関税定率法は、テキストを見るだけではどこがポイントなのかがわからず、覚えることも膨大なため、テキストを読む前に講義動画を見ることにしていました。また、講義動画は月毎に定期的にアップされ、youtubeで見れるようになっていたため、毎日の通勤時間や昼休憩を活用しながら計画的に勉強することができました。
関税法、通関業法、通関実務の3科目の勉強がある程度終わった後は、徹底的に過去問に取り組みました。通関連合会のテキストや模擬試験に加えて、市販の過去問題集を購入し、10年分ほど解きました。最初は特に通関実務の科目で、最初からつまずいてしまい全然得点が取れないということもあったり、難しい問題に頭を悩ませて時間が足りなくなってしまうということがありましたが、10年分を解き終わった時には、6割前後の得点を安定して取れるようになっていました。
最後になりますが、通関士の試験勉強を応援してくれた会社や講師の方々に感謝を申し上げるとともに、これからは試験勉強を通じて学んだことを活かして業務に取り組んでいきたいと思います。
日通NECロジスティクス株式会社 和田 正志 様
私は通関士という資格があることは認識していたものの、特段必要とは考えていませんでした。ただ、業務上海外出荷に携わる中、通関の知識を取得しておいた方が良いと考え受験を決意しました。受験を決意したのち、一度の受験で合格することを目標に学習計画を立てました。ただ、市販の参考書での学習のみだと補えない部分があると感じたため、当講座を受講した次第です。
当講座を受講して良かった点は「スクーリング」、「模擬試験」、「当講座にて頂いた問題集」です。まず、スクーリングは市販の参考書で学習して理解しづらかった箇所を中心に視聴し苦手分野を作らないよう心掛けていました。また、スキマ時間である待ち時間などがあればできるだけスクーリングを視聴するようにし、モチベーションを下げないよう工夫していました。模擬試験は実際にアウトプットすることで自分の現状を定量的に把握する場として活用していました。どのあたりの点数が不足していて合格点に到達しないのかを分析し、こちらもスクーリングの視聴で改善していきました。また、6月という早い段階で模擬試験が届き、試験時間に合わせて問題を解くことになるので、自然と科目毎の試験時間感覚も身に付いたと感じています。最初の模擬試験では間違いが多く焦りましたが、直前に受けた模擬試験では合格点に達しており、本試験直前の自信に繋がりました。問題集については問題数が多く問題に慣れることができること、そして問題の傾向が掴めたことが非常に良かったです。また、計算問題も豊富にあるので、計算問題を解くスピードも上がったと実感しています。
私は勉強するときに集中して勉強し、集中力が途切れた時は小休憩するといったことを繰り返しながら勉強していました。いま、考えると少し休憩することでリフレッシュでき、より効果的に学習を進めることができたのかなと感じています。通関士試験は点を取れる問題と取りにくい問題があり、点を取れる問題を確実に取ることで合格に近づきます。勉強を継続し、点を取れる問題を増やしていくことが重要なのかなと思いました。
最後に、この度合格できたのは日本通関業連合会の皆様、また社内の方々等ご支援いただいた多くの方々のお陰と思っております。この場をお借りして感謝申し上げます。これから受験される皆様の合格を心よりお祈りしております。
株式会社上組 沖野 朱峰 様
通関士という資格を知ったのは、就職活動中に物流業界について調べているときでした。貿易関連で唯一の国家資格だと知り、当時武器になるような資格などを持っていなかったため、通関士資格取得を目指すことに決めました。
入社前に市販の参考書を購入し、少しずつ学習を始めましたが、知らない言葉や法律ばかりで思うように学習は進みませんでした。
そして入社後の通関士研修で、通関業連合会様のテキストをいただき、講師の方にも直接授業をしていただきました。テキストは法律の条文をもとに、とても細かいところまで説明されており、正直独力では理解しきれない部分が多かったです。しかし講師の方の授業を受けることで、難しい法律の条文の意味を理解でき、絶対に覚えるべき頻出ポイントがわかるようになりました。
学習の流れとしては、講師の方の授業を受けて全体を大まかに把握し、その範囲の問題集をとき、わからないところをテキストや六法で調べ、ノートにまとめるという形でした。特に六法は必ず確認するようにしていました。講師の方の授業で、「実際の試験問題は法律の条文をもとにして出される。早いうちから難しい条文に慣れておく必要がある。」と聞いたためです。土日を中心に学習を進め、平日は通勤時間にまとめたノートを読み返すようにしていました。
1番苦手だったのは通関実務でした。6月時点でまったく手をつけておらず、6月の模試では10点未満しかとることができませんでした。このままでは間に合わないと焦り、そこから過去問題集を中心に実務の学習を始めました。特に輸出入申告問題は配点が大きく、絶対に得点しなければならないと考え、市販のテキストも使いながらひたすら問題を解き続けました。そうするとだんだん傾向やコツが掴めてきて、正答率が上がっていき、8月末の模試では輸出入申告問題できちんと点を取ることができました。直前期は通勤時間に頻出の品目分類を暗記し、休日に過去問を繰り返し解くようにしていました。そして最後の模試では合格点に達することができ、自信を持って試験に臨むことができました。
条文中心の学習と、過去問題集を正解できるまで何度も解くという勉強法が合格のための重要なポイントだったと思います。また何かの目標のため努力し、成果をだすという経験を、社会人になって早いうちにできたのは自信にもつながりました。
最後になりましたが、通関業連合会様のテキストと講師の方々の授業がなければ絶対に合格はできなかったと思います。本当にありがとうございました。またこれから受験される皆様の合格を心よりお祈りしております。



